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□繋がり 高緑高
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高緑高


誰とでも喋れる、コミュニケーション能力が高い、そんなのは建前なんだーーー。



《繋がり》



人見知りをしない性格のおかげで、むしろそのせいで、俺はの回りにはいつでも友達が沢山いた。

もちろん友達と喋るのは楽しいし、それをやめる気もなかった。

だけど、俺と本当に“繋がっている”と感じられる人はいなかった。
沢山の友達のおかげで、一人一人と関わる時間は驚くほどに短かったんだ。

なんとなく寂しさを覚えても、変えることはできなかった。



高校に入って話しかけた緑間は、いつものテンションが通用しない、変人だった。

だからこそ俺は何度も、何度も話しかけた。



「高尾」

そう呼ばれるようになったのは、いつだっただろうか。

緑間と俺はいつのまにか信頼し合う仲間になっていた。
俺がはじめて人と深く関わり、繋がったと思った瞬間だった。



「なーに、真ちゃん!」


二人が繋がることができた


それは緑間が変人だったからで

それは俺が繋がりを求めていたからで

それは




運命だったのだよ


なーんてな

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