10/31の日記

08:48
ハロウィン短編
---------------

ミッド‘‘あ、あぁ…”

ランダ「お前なぁ…」

今日はハロウィン。トリック オア トリートでお菓子をもらう日 なのだが…。

ミッド‘‘緊張して足が…すくむ…”

ランダ「トリック オア トリート っていってお菓子もらうだけだろ…。そんなに緊張すんなって」

ランダの手にはルミナからもらったクッキーの袋。すでにトリートしてもらったようだ。本人も、トリックをするつもりは甚だなかったのでよかったのだが、パートナーはと言えば…

ミッド‘‘アイシクルがお菓子をくれなかったら、いたずらしなきゃいけないんだろ…? それは…”

ランダ「お前、Sなんだから別にいいだろ」

ミッド‘‘技構成はMだぞ”

ランダ「自分でマゾをカミングアウトするなよ…」

と、そこにアイシクルがやってきた。美しい白い毛並みが輝く。おそらく待っていてもなかなかミッドが来ないので待ちくたびれたのだろう。

アイシクル‘‘ミッド、今日はハロウィンよ。わたしに用があるんじゃないの?”

ミッド‘‘え、えっと… その…」

ランダ「ほら、ミッド。頑張れ」

アイシクルの美しい瞳が、ミッドを見つめる。

ミッド‘‘と、トリック オア トリート!”

アイシクル‘‘いたずらされるのはごめんよ。はい、お菓子!」

アイシクルがミッドに差し出したのは、かぼちゃアイス。ルミナと一緒に作ったものだ。

ミッド‘‘あ、ありがと。おいしそうだな”

アイシクル‘‘あ、べ、別に ミッドのために作ったわけじゃないからね?”

ミッド‘‘…分かってる”

アイシクル‘‘それじゃあ私からも。
トリック オア トリート!”

ミッド‘‘あっ…”

アイシクル‘‘もしかして、お菓子ないの?”

ミッド‘‘…ない”

ランダ「なら、アイシクルがミッドにいたずらしていいってことだよな」

ミッド‘‘うぉっ それは…”

アイシクル‘‘ふふ…。じゃ、遠慮なく いたずらしよっかな〜♪”

ミッド‘‘や、やめ…”

嫌がるミッドに、アイシクルが近づく。ひんやりした空気がミッドを包み込む。

ミッド‘‘お、おい アイシクル!あまり変なことするなよ?”

アイシクル‘‘分かってるわよ。んー…これが私の一番のイタズラかな?”

そういうと、アイシクルはミッドにキスをした。冷たくも優しい唇が、ミッドの心を奪ってゆく。

ミッド‘‘!?あ、アイシクル…?
あ、、、あ、ふにゃぁ”

効果は抜群だ!変な声を出したかと思うと、ミッドはその場で気絶をした。

ランダ「まさか、そうくるか。アイシクル、随分大胆なんだね」

アイシクル‘‘…イタズラよ”

そう言い、アイシクルはウインクをした。その後のミッドとアイシクルは… 皆さんのご想像にお任せします。

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ