亜空の使者 〜知られざる新たな物語〜
□第5章 荒廃した動物園 〜奪われた少年達〜
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リュカ「や、やった……!倒した!」
ネス「よかった!リュカ、ありがとう!君のおかげだよ!」
リュカ「い、いや。ネスのおかげだよ。多分、僕1人だったら何も出来ないまま、やられたと思うし……」
ネス「そんなネガティブにならないで!君だって、爆弾を打ち飛ばして誘爆させたじゃん!僕だったら、絶対気付かなかったよ!」
リュカ「……うん。ありがとう」
ポーキーを撃破した2人。しかし近くの岩の上に……
ワリオ「お!いい所に獲物がいたじゃねぇか!」
ワルイージ「それも2人もだ!景気がいいな!」
空中スタジアムにも現れた、ワリオとワルイージがいた。
ネス「お前達は誰だ!僕達に何の用だ!」
ワリオ「俺達は亜空軍の一員だ!大人しくこれでフィギュアになりやがれ!」
ワリオは持っていたダークキャノンでネスに黒い矢印を何発も放つ。
ネス「遅いよ!」
ネスは物怖じもせず矢印をかわし続ける。流石のワリオも焦りを見せる。
ワリオ「グヌゥゥゥ!すばしっこい奴だ!ワルイージ!」
ワルイージ「おうよ!」
ワルイージは懐から複数の顔のついた爆弾……ボム兵を取出し、ネスに向かって投げる。
更に再びダークキャノンから矢印が放たれる。
ネス「クッ……、卑怯だぞ!」
そう言いつつかわすネス。
しかし、流れ弾がリュカの近くに落ちる。
リュカ「うわぁ!」
辛うじてかわすも転ぶリュカ。そしてワリオは……
ワリオ「アイツだとらちがあかねぇ!お前からフィギュアにしてやる!」
ネス「え!?」
起き上がったリュカにダークキャノンを打ち込む。まさかの行動でリュカは反応が遅れた。
リュカ「う、うわぁぁぁ!」
ネス「リュカァァァ!!!」
ネスはリュカを突き飛ばした。黒い矢印はネスに当たり、彼の体は一瞬でフィギュア化した。
リュカ「あ……ネス……!」
ワリオ「ガッハッハ!まずは1人だな!さて……次は……」
ワリオはダークキャノンを構えようとする。
リュカ「…………………!」
リュカはいろいろな恐怖の余り、ネスを見捨てて逃げてしまった。
ワリオ「チッ、逃がしたか……。まあいい、アイツはいつでもフィギュアに出来るだろう。1人は手に入ったし、上々だな!」
ワルイージ「カーゴに積んでと……。んじゃ、さっさと別の場所に行くとするか!」
フィギュアになったネスをカーゴと呼ばれる乗り物に乗せ、ワリオとワルイージはその場を後にした。
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