亜空の使者 〜知られざる新たな物語〜

□第6章 戦場の砦 〜交じりあう4つの剣〜
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ハルバードを探して走り続ける3人。
すると彼らの目の先に、エインシャント卿が見えた。


メタナイト「!あいつは亜空軍の一味だ!」
マルス「あれが吊り降ろしているのは、まさか爆弾!?」
ロイ「取り敢えず止めるぞ!」


ロイがスピードを上げる。それと同時にエインシャント卿は気配に気付き後ろを向く。


卿「私ヲ捕マエルノカ、ソレトモ爆弾ヲ止メルノカ……。何レニセヨ、ソウハサセマセン……!」


エインシャント卿はスピードを上げるが、3人も更にスピードを上げる。


ロイ「くらえ、ブレイザー!」


ロイの攻撃を難なくかわす……


マルス「ドルフィンスラッシュ!」


マルスの攻撃も寸でのところでよける。


メタナイト「ならば!」
卿「発射!」


飛ぼうとしたメタナイトの羽に赤いビームを当てる。


メタナイト「クッ!これだとしばらくは使えない……!」
卿「コレデ大丈夫デショウ……」


去ろうとするエインシャント卿。
しかし視界の端に大剣が見えた。


卿(剣?他ノ3人ノモノトハ違イマスネ……)


そう思った直後……



「天・空!!!」


青年が下から飛び、剣を掴み、爆弾に向かって振り下ろした。


卿「アアッ!爆弾ガ!?…………仕方アリマセン…………一時退却トシマショウ」


亜空間爆弾を破壊されたエインシャント卿は、そう言って、今度こそ逃げ出す。


「チッ、逃がしたか……」


爆弾を破壊した青年は、ロイやマルスに比べ筋肉質で、紫の髪に緑のハチマキを巻いていた。


マルス「き、君は誰?」
「ん?ああ、俺はアイクだ。お前達は?」
マルス「僕はマルスだよ」
メタナイト「私はメタナイトという」
ロイ「俺はロイだ。ところでアイクはどうしてここに?」
アイク「俺もさっきの奴を追っていた。何か見るからに危険な奴だったからな。そしたらここに来ていた」

マルス「…………………(余りにも適当な理由でしょ!)」

メタナイト「とはいえ目的は同じのようだな」
アイク「そうみたいだな。俺もお前達と共に行動させてもらおう。よろしく頼むぞ」


新たな仲間、アイクを加えて、メタナイト達はエインシャント卿と戦艦ハルバードの追跡を開始した。












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