亜空の使者 〜知られざる新たな物語〜
□第4章 湖 〜小猿と狐と沼魚〜
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ジャングルの木々を華麗に抜けるディディー。その心は、ドンキーがフィギュア化されたことにより、焦りを生じていた。
ディディー「早くアニキを助けないと……」
しばらくすると湖に出た。
ふと横を見ると、墜落した戦闘機があった。
ディディー「あれは一体……?」
ディディーは戦闘機に近づこうとした。すると湖に大きな波紋が出来た。そして……
「グオォォォォォォ!!!」
湖から緑色の蛇のような生き物が姿を現した。
ディディー「うわぁぁぁ!大きいよーーー!」
その生き物は墜落した戦闘機に向かって、光弾を放つ。そしてディディーを掴んで飛翔し始めた。
ディディー「うわーーー!やめてーーー!オイラは美味しくないよーーー!」
しかし、その生き物はディディーを離す様子を見せない。
絶体絶命のその時、燃えた戦闘機から何者かが飛び出し、ディディーを解放した。ディディーは上手く着地をした。
「っと。何とかなったな」
飛び出したのは人と狐が合体したような者。彼の攻撃に怒った緑色の生き物は、再び光弾を出す。
「甘い、リフレクター!」
反射された光弾を受けた生き物は、湖へと倒れた。
ディディー「君は?」
「俺はフォックスだ。お前は?」
ディディー「オイラはディディーっていうんだ」
フォックス「よし。ディディー、戦えるか?」
ディディー「もちろん!」
フォックス「そうか」
フォックスが言うのと同時に緑色の生き物も再び姿を現した。
フォックス「来るぞ!構えろ!」
ディディー「うん!」
「グギャアァァァ!!!」
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