亜空の使者 〜知られざる新たな物語〜

□第9章 遺跡への道・洞窟 〜リュカの決断 デデデの策略〜
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リュカとレッドは遺跡への道を進んでいた。


リュカ「レッドさん。ポケモンが奪われたって言ってたけど、どんな姿をしているの?」
レッド「ちょっと待ってね……」


レッドはポケットから写真を取り出す。同時にオレンジの怪獣が遺跡に向かって飛んでいった。


レッド「あ!あれはリザードン!」
リュカ「リザードン?」
レッド「もしかしたら、僕のポケモンかもしれない!」


レッドは写真を見せる。そこにはさっきのオレンジの怪獣と緑色の動物が映っていた。


リュカ「確かにさっきの怪獣と同じだ……。もう片方は何?」
レッド「これはフシギソウだよ。リザードンがあそこに向かっているとすると、フシギソウもいるかもしれない!」
リュカ「じゃあ、あそこに行ってみよう!」
レッド「うん!」


2人は道中のモンスターを蹴散らしつつ進む。
そして、遺跡の入り口にたどり着いた。


レッド「ここに……リザードンとフシギソウが……」


しかしそこに……


ワリオ「おっと!また会ったな!」
ワルイージ「俺達の事を忘れたとは言わせねぇぜ?」

リュカ「あ!」


ネスをフィギュアにした2人、ワリオとワルイージが近くの柱から飛び降りてきた。


ワリオ「ダークキャノンは無いが、今度こそお前をフィギュアにしてやる!」
ワルイージ「ついでにお前もな!」

レッド「ク……。来るなら来い!」
リュカ「………………」


頭にネスを見捨てた時の事が思い起こされる。


リュカ(本当は逃げたい……。けれど、ここで後ろを振り向いたら、強くなんかなれっこない!ネスを助ける為にも、僕は強くなる!)


リュカはワリオ達に向き合う。


ワリオ「やるか?俺様達の最強コンビに勝てるとでも?」


ワリオがリュカを挑発するが、リュカはPSIを指先に宿す。心は既に決まっていた。


リュカ「あの時……僕は何も出来なかった……。だけど、今は違う!必ず…必ず強くなるんだ!僕はもう逃げない!


リュカはそう決断する。


ワリオ「おもしれぇ!ならばやってみな!」
ワルイージ「俺達のコンビでボッコボコにしてやるぜ!」


そう言って2人は戦闘体勢をとる。


リュカ「来い!僕は負けない!」
レッド「流石だよ、リュカ君……。よし、この勝負、絶対勝とう!」
リュカ「うん!」


レッドもゼニガメを出し、戦う体勢をとる。
リュカとゼニガメはワリオ達に向かって駆け出した。











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