亜空の使者 〜知られざる新たな物語〜

□第12章 湿地 〜青き鳥と孤高の狼、見参〜
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その頃、ディディー、フォックス、ラグラージは湿地を歩いていた。


フォックス「……成る程。お前はドンキーって奴といろいろな場所を冒険しているんだな」
ディディー「たまにアニキ自身がさらわれる時もあったけどね」
ラグラージ「……現在進行形でさらわれているじゃないか……」
ディディー「そんなの分かっているよ!」


そんな会話をしていたが……


ディディー「でね〜〜〜。……うわ!?」
ラグラージ「な、ディディー!?」
フォックス「まさか今のは!?」


黒い矢印がディディーに当たり、フィギュアになってしまった。フォックスとラグラージは、飛んできた方向に目を向けると、ダークキャノンを構えたクッパが立っていた。


ラグラージ「またお前か!」
クッパ「言ったであろう?ワガハイから逃げることは不可能だと!」


そう言って、ダークキャノンを再び放つ。


フォックス「甘い!」
ラグラージ「レックウザの方がまだ速いぜ!」


2人は難なくかわす。するとクッパは影虫に指示をする。


クッパ「影虫よ、あいつをコピーするのだ!」


指示通り、影虫はディディーのフィギュアにまとわりつく。そして、偽ディディーが現れた。


フォックス「何!?」
ラグラージ「フィギュアをコピーした!?」


後退りをする2人。しかし……


Jr.「おっと、逃げようとしても無駄だよ!僕もいるからね!」


クッパJr.がクラウンに小型のダークキャノンを持たせて待機していた。
更に偽ディディーはピーナッツ・ポップガンを構える。


ラグラージ「クソッ!」
フォックス「万事休すか……!」


クッパとクッパJr.のダークキャノンを放とうとした時……


クッパ「ぬおっ!?何だ!?」
Jr.「うわぁ!」


空から光線が降ってきた。

フォックス「今のは!?」


フォックスとラグラージの目に青い戦闘機が見えた。


フォックス「あれは、アーウィン!」


フォックス達の近くに来ると、戦闘機から何者かが飛び降りてきた。


「随分と苦戦しているようだな、フォックス」
フォックス「ファルコ!」


飛び降りて来たのは、フォックスのチームメイトのファルコだった。












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