亜空の使者 〜知られざる新たな物語〜
□第13章 研究施設 (2) 〜奪還、パワードスーツ ピカチュウの怒り〜
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その頃、奪われたパワードスーツを探して研究施設にいる、サムス、ピカチュウ、ピチュー。3人はようやく、パワードスーツが保管されている部屋を見つけた。
サムス「やっと見つけた……」
しかし、スーツが保管されているケースの前に行くと、いきなり通路が切り離されてしまった。
ピカチュウ「サムス!通路が!」
ピチュー「たいへんだー!」
サムス「クッ……。罠だったのね!」
すると左右の別の通路から紫色のパワードスーツが現れた。
ピカチュウ「え!?どういうこと!?」
サムス「まさかパワードスーツがこんな風に利用されるなんて……」
ピチュー「こ、こわい……」
偽のサムスはアームキャノンを構える。
サムス「とにかく……、まずはこいつらを潰してからね……」
ピカチュウ「右から来たのは僕達に任せて!」
サムス「分かったわ。頼んだわよ!」
サムスもパラライザーを構え、ピカチュウとピチューも頬から電気を出す。
サムス「パラライザー!」
サムスがパラライザーを放つが偽サムスはかわす。そしてミサイルを打ってきた。サムスはジャンプする。
サムス(どうやら私の動きは全てコピーされているようね……)
偽サムスはサムスの着地際を狙い、最大まで溜めたチャージショットを放つ。
サムス「パラライザー!そしてプラズマウィップ!」
パラライザーで威力を落とし、プラズマウィップで相殺した。
サムス「なかなか手強いわね……。ピカチュウ達は大丈夫かしら……?」
ピカチュウ「10まんボルト!」
ピチュー「でんきショック!」
力が合わさり強力になった電撃で偽サムスにダメージを入れる。偽サムスは露骨にピチューに対して攻撃を繰り出していた。
ピカチュウ「ピチューを狙う前に、まずは僕を倒してみろ!」
ピカチュウはピチューの前に立ち、積極的に攻撃を仕掛ける。
ピカチュウ「ロケットずつき!」
偽サムスを吹き飛ばす。しかし、偽サムスはグラップリングビームを飛ばし、ピチューを捕まえた。
ピチュー「うわぁ!」
ピカチュウ「ピチュー!」
すると偽サムスは、ピチューを地面に叩きつけた。
ピチュー「うぅ……」
ピカチュウ「…………………」
ピカチュウの頬から戦闘開始時よりも多くの電気が出て来る。
ピカチュウ「ふざけるな……!かみなりぃぃぃ!」
上から凄まじい電撃が落ちてきて、偽サムスは倒れた。
ピカチュウ「ふぅ……」
ピチュー「おにいちゃん……」
ピカチュウ「……ごめん。ピチューをあんな風にされて我慢が出来なかったんだ……」
ピチュー「うん、わかってる。でも、ぼくは大丈夫だよ!」
ピカチュウ「よかった。じゃあ、サムスを助けよう!」
ピチュー「うん!」
ピカチュウとピチューはサムスの援護に向かった。
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