亜空の使者 〜知られざる新たな物語〜
□第16章 戦艦ハルバード内部 〜潜入ハルバード! 囚われの姫君達〜
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グレートフォックスは何とか撤退していった。グレートフォックスを退けた戦艦ハルバード。その内部にいたとある人物が遂に動き出す。
「…………さっきの揺れは何だ?」
段ボールの中から男性の声がする。そこに電話がかかってくる。
「大佐か。………………成る程、分かった」
男性は電話を切る。
「捜索するのは今か……」
そして段ボールから姿を現し……
「待たせたな!」
…………誰に向かって言ったかは定かでない…………。
男性は再び段ボールに入り、ハルバードを捜索し始める。もちろんモンスターは沢山いたが、段ボールには誰も気付かなかった。
(やはり段ボールは素晴らしいな……)
そんなことを思うと細長い道に出た。
(誰かが来てるな。取り敢えずやり過ごそう)
男性は物陰に隠れる。すると3人の人物がやってきた。
メタナイト「わざわざ付き合ってもらって申し訳ない」
ルカリオ「何、私の勝手だ。気にしないでくれ」
ミュウツー「……それにしても、随分と複雑だな……」
その時、3人の視界に段ボールが映った。
メタナイトとミュウツーは通り過ぎようとするが、ルカリオがそれを制止する。
ミュウツー「どうした、ルカリオ?」
ルカリオ「……………………」
ルカリオは目を閉じ、波導を読み取ろうとした。すると中に人が入っているのに気付いた。
ルカリオ(やはりな……)
ルカリオが段ボールを開ける。
「!」
男性は驚いて、すぐに身構える。メタナイトも身構えるが、再びルカリオが制止した。
ルカリオ「彼はどうやら味方だ。寧ろ戦わなければならないのは……」
前後からモンスターが来ていた。
ルカリオ「奴等のようだ」
メタナイト「気付かれたか!」
ミュウツー「構わない。全て倒せばいいだけだ」
「そのようだな」
4人はモンスター達を倒していった。
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