亜空の使者 〜知られざる新たな物語〜

□第19章 亜空間爆弾工場 (2) 〜宿敵、再来 決断のロボット〜
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亜空間爆弾工場を脱出しようとするファルコン達。脱出口にたどり着く。


ファルコン「飛び降りるぞ!」


ファルコンを先頭に穴に入る。


ファルコン「カモン、ファルコンフライヤー!」


ファルコンが指を鳴らすと、下にファルコンフライヤーが姿を現した。皆はそれに乗る……………が。


ファルコン「ふう…………ぐえっ!?」
ラグラージ「うおっ!?」
ピカチュウ「うわぁ!?」
ディディー「ウキッ!?」
オリマー「うわっ!」
サムス「きゃあ!」
ドンキー「ウホッ!?」


ファルコンの上にラグラージが降りたのを皮切りに、次々と上に乗ってしまったのだ。
ちなみにドンキーに担がれていたロボットと、一番最後に飛び降りたピチューは特に問題無かった。


ドンキー「痛た……」
ファルコン「早く降りろ!俺、つぶれる!」
ドンキー「あ、ああ!悪い!」


ドンキーが早々に降りたおかげで、ファルコンは大事には至らなかった。


ファルコン「んじゃ、行くぜ!」


ファルコンフライヤーは一同を乗せ、出発した。





しかし直後に……





「今度は逃がさねぇぞ……サムス!」





漆黒の翼竜がファルコンフライヤーを追って来ていた。








一方、ファルコンフライヤーの中では……


ドンキー「結構中は広いな」
ラグラージ「9人乗っても、まだスペースに余裕があるぞ」
オリマー「私の宇宙船とは大違いです……」


軽い雑談をする者。そして……


ロボット「…………………」
ディディー「そろそろ元気だしなよ」
ピカチュウ「下を向いたって何も始まらないよ?」
ピチュー「そうだよ!」


先ほどの出来事で落ち込んでいたロボットを慰める者がいた。


サムス「脱出にはどれくらいかかるの?」
ファルコン「後2分あれば十分だな。遅くても爆発直前には脱出できるだろう」
サムス「そう……。分かったわ」
ファルコン「………!?レーダーが反応している……?」
サムス「どうしたの?」
ファルコン「何かが近づいてきている!」
サムス「え!?」


ファルコンフライヤーの後ろから近づいてくるものがあった。


ファルコン「ちょっと待て。拡大してみる」


ファルコンは近づいてくるものの映像を拡大した。すると漆黒の翼竜が映った。


サムス「こ、こいつは……!」
ファルコン「知ってるのか!?」
サムス「ええ。リドリーよ!」


そう。近づいてくる漆黒の翼竜は、サムスやピカチュウ、ピチューが戦った、リドリーだったのだ。











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