メモ2*3
□悲恋路
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私は、彼をおぶって夜道を歩いた。
夜風が、私達に優しく吹いた。
「なぁ…忠兵衛…。ほんまに…お前は…幸せなんか?」
返事はない。
彼は、ぐっすり眠っているのだから。
だが、返事などなくていい。
私は、この人生という長い道をかけて、お前が幸せをみつける姿をみたい。
それだけ、それだけ…
それだけでいい…はずだった。
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