メモ2*3

□悪友
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*まゆさん視点*


朝日が、カーテンの隙間から注いで、キラキラと白いシーツに反射して目を覚ます。

横向きに寝ていたから、後ろから彼女が抱き締めてくれているような体勢で、彼女の片手だけが私のお腹の上に引っ掛かっている。



でも、その手は時時、ピクッと動いて、なんだか素肌のままの私はくすぐったかった。


なんとなく、温かい寝起きの身体に少しだけ敏感な脇腹辺りを触られているからか、私の身体もピクッとする。

「んっ…//」

思わず声が出る。


朝からこんな気持ちになるなんて…まして、彼女は無意識なのだから、余計に自分がイヤになった。

これ以上変な気持ちにならないようにと、私が彼女の手を取ろうとした時、その手は、つーっと脇腹を撫でて胸に上がってきた。

「あっ!…ん//」

驚いていると、その手が動き出す。


「え、えりたんっ…起きてたん?//」


「ん〜…」


適当に返事をしているけど、手は確実に私を追い込むようにうごいた。

でも、その追い込みは…なんだか焦らされるようなものだった。


「え…ん、っ…いつからっ…?//」


「いつからやろなぁ〜…」


そう言って、うやむやに済ませようとする彼女は、手を動かしながら私の背中にキスをする。


「あっ…//お腹…っ…知ってて、さわったやろっ…//」


「ん?何のはなしぃ?」


私が、確信をついて聞いたら、彼女はしらを切るようにそう言った。


「…っもう//」

私は、胸にある手をつかみ、身体の向きを彼女の方へと向ける。


「?」


向きなおれば、彼女は不思議そうな顔で私を見た。


「触るなら、ちゃんと触って?えりたん…//」

私は、掴んだ彼女の手をもう一度自分の胸へと導いた。



「…ほんま、かなわんわ//」
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