メモ2*4
□まっつはツンとデレの共存者
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さっきから私の隣でお風呂に入っているまっつは、ピクリとも動かない。
まるで置物。
っと言っても、私はそれをちゃんと見ている訳じゃない。
視線で感じているのだ。
どうしても一緒に入りたい!!
なんて、また我儘言ったのがいけなかったんかなぁ〜なんて思う。
体を洗いながら、私はチラリと私が見ると、やっと彼女が動いて目線をかえた。
お山座りをして、ちょっと斜めに視線を落とした彼女のうなじは可愛いのに、美しく見えた。
そのうなじが、私が見たことでサァッと赤くなって、怒っていないことを知る。
よかったぁ。
「まぁ〜つ。」
私は、彼女の隣に入ろうとすると、彼女はきゅっと場所を黙ってずれた。
「なぁ、なんでさっきから固まってん?」
私がそう言って、彼女の頬をツンツンと触ると、
やめてっ//
っと言う顔で私を見るのに、全くその雰囲気は嬉しそうで、
ホンマにツンデレやなぁ〜っと思う。
「ツンデレ…」
っと私が意地悪に呟いたら、
まっつは私を睨み付け、視線をかえて膝に顎を乗っけてブクブクしていた。
私は、そんな彼女の濡れた髪をワシャワシャとした。
すると、彼女がまた私を睨み付けた。
だから、彼女の頬に手をやって、彼女を見つめてささやく。
「好きやで、」
「…っ//」
彼女の顔が、えっ…/っと一瞬なるのに、また視線をかえてごまかそうとするから、私は強引に彼女の唇を奪った。
「んっ…//」
ビックリしたというような彼女の唇から、自分の唇を離して、
彼女の耳元で囁く。
「お風呂から出たら、まっつのことちゃんとほしい」
そう言うと、さらにうなじが赤くなって、私をまた睨み付けた。
「そ、壮さんの好きにしたらえぇやろ…//」
小さく呟く彼女の顔を私は、ニッとして見ると、彼女はもぉっ!っとお湯をかけてきた。