メモ2*4
□いかんのか?
1ページ/2ページ
ゆうひさんはちょっと自分勝手だ。
私がいるのに、ソファで本ばかり読むんだ。
「なぁ、ゆうひさん、あそんで〜」
甘えたように言ったら、真顔で本から顔をあげて
「…なんで?」
なんて言われた。
「なんでって……もうええわっ!」
私はちょっとカチンときて、立ち上がると
「待った。どこいくの?」
「冷蔵庫あさりに。」
私がふりかえってそう呟くと、
「野獣か!」
っと突っ込まれた。
「うっさいなぁ〜、ゆうひさんが遊んでくれへんからやろっ!いかんのか!」
私が、拗ねたように言うと
「いかんわ。」と言い返された。
だから、すかさず
「なんでやねん!」と突っ込めば
「だって、こうやって隣に恋人がいるときに本読むのが私の幸せなんだもん。」
っとさらりと言われてしまう。
私は、ちょっと焦りながら怒る。
「…っ//そ、そんな、自分勝手な。」
「でもさ…」
すると、ゆうひさんがそこまでいいかけたので、首をかしげた。
「ん?」
「気がかわった。」
ゆうひさんが、そう呟いたかと思うと腕を掴まれて引っ張られ、
私はソファに組み敷かれてしまった。
「へ?わあっ…//」
すると、ゆうひさんはニヤリと笑って耳元でささやいた。
「遊んであげる」
「…っ//」