メモ2*4
□そうさんonly
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私がしばらく忙しくて、まっつに連絡ができずにいたら、彼女から電話がきた。
「もしもし?」
「あ…そぅさんですか?」
彼女は、なんだか申し訳なさげに話した。
「うん…どうした?なんかあったん?」
「今日家に何時に帰りますか?」
「んぅー8時くらい」
「わかりました。。。」
「うん…来る?」
「いぃですか…?」
きっと、なにかあるんだろう。
私も彼女に会いたかった。
彼女が会いたいと言わないのは知っているから、こちらから誘った。
「うん。待ってるな。」
私はそう言って電話をきった。
数時間後、わたしが家の前まで着くと、彼女は扉の前で下を向いてつまらなそうに待っていた。
「おまたせ!」
「…。」
わたしが声をかけると、顔をあげて私をみた。
黙って私を見つめたまま、なんにも言わない彼女に、私は家の鍵を出しながら言う。
「ごめんなぁ、遅くなって、上がってくやろ?」
そう独り言のように尋ねながら言って扉を開いて、中に入ると荷物を玄関に置いた。
しかし、彼女はなにも言わなかった。
彼女が中に入った気配を感じて、電気をつけて、「あがって」と言うために振り向くと彼女が私の手首を掴んだ。
「そぅさん…//」
「?」
名前を呼ばれて、彼女を見つめたら
優しい口づけをくれた。
ちゅ…。
それは、優しくて柔らかい唇で、私は彼女を身体で思い出したような気になった。
「ど…どうしたん?//」
「今日は…その…//」
彼女はまた下を向いて、恥ずかしがった。
「んぅ?」
私はその顎を手であげて、見つめると涙目をしながら
「今日は、きすの…日だからぁ…//そぅさんしか…きすしたら…ぁかんし…//」
と目をそらしながら、言われたもんだから、私は掴まれた手を、違う手で掴んで彼女を家にひきづりこんだ。
「まっつが好きなだけ、キスしたるょ…」
「…//」
彼女をベッドに押しやってそう言えば、さっきより頬を赤くして、彼女は目をゆっくりと閉じた。