メモ2*2
□その1本は最初?最後?
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私は、台所でしまっておいたお菓子を探していた。
「あれ〜ないなぁ。」
「どうしたん、ゆうひさん。」
私が真剣に探していると、えりたんがやって来た。
「ん?それがさ〜私がしまっといたポッキーがないの…あ!」
私が彼女を見ると、彼女の手には見覚えのある箱と、口からは1本茶色の棒が飛び出している。
「あ、こへ食べたかったでふか?」
彼女は、その棒を食べながら私にいう。
私は彼女に近づきながら、怒って言う。
「それ私のなのに〜」
「えー、そないなことしらんわ〜…」
私は、彼女の手の箱の中を覗くとそこは空っぽだった。
「って、それがラスト1本?」
私がそう聞くと、彼女はくえたばかりのお菓子を口にくわえたまま答える。
「ふぁい…」
だから私は、そのくわえた棒の端を自分の口に持っていくと、彼女の顔が真っ赤なった。
「…っ//」
私は、そんなことを知らんぷりして、食べ進める。
「(カリカリ)…っ//」
「…んっ//」
そして、彼女の唇が私のに当って、私は口の中のお菓子を飲み込むと、
そのまま彼女の口の中をしっかりとなめとっていく。
「ふぁ…ッ…//」
唇が離れると、彼女が言う。
「もう…最後の1本やったのにっ!」
「私は、最初のだったんだけど。」
「…。」
私が、そう言ったら、彼女は不服そうなかおをした。
だから、私は彼女の腕をつかんで言った。
「じゃ、えりたんお布団行こうか?」
「え?なんでそうなるねん!」
「言ったでしょ、最初のだって。」
「…っ//」
「お菓子食べれなかった分、えりたん食べさせて。」
「…//」