メモ2*2
□余韻2
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5年後…。
あれからヘイリーハーツが、僕のところへくることはなくなった。
もちろん、あの日もらった電話番号など…かける勇気はなかった。
当たり前だ…これが僕の望んだことなのだから。
僕は、仕事でエラと組むことになった。
だが僕がヘイリーの話に、いい顔をしなかったのがわかってか、エラさえ彼の話を僕にすることはなく。
彼がどうしているのかなど知る手段はなかった。
彼を知るまでの生活に戻っただけ…。
やはりあした突然、運命が変わるなんて…そんなことあるはずはない。
穏やかな日々。
その日までは…。