メモ2*2

□いい子で待ってます。おまけ
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朝、目覚めると僕の胸の辺りに顔を埋めて、優しい微笑みを浮かべて眠る彼がいた。


僕は朝食を作るために、そっと起き上がろうとすると、無意識なのか彼の手が僕の二の腕をきゅっと掴んだ。

「ふふっ…」


僕は、そんな彼を抱き締める。

すると、彼の口角が少し上がるのがわかる。



可愛い人だ…。



僕は、彼の髪をそっと撫でて、僕を掴むその手をはがし、もう一度起きようとすると、彼の瞼がフルフルと揺れて目をさます。


「おはよう、ヘイリー。」

「おはよう…ございます…」


彼はまだ完璧には目をさましていないのか、ほわっとした顔をしていた。


「ヘイリー、食事を作ってきますから、あなたはまだ寝ていていいですよ。」

僕が、彼の目を見てそう言ったら、
彼の目が寂しそうになって、また僕の二の腕を彼は掴んだ。



「アルバートさん…」

「ん?どうしました?」


ぼくは、微笑んできく。

「まだ…」


「?」

彼は、僕の腕をさっきより少し強く掴んだ。



「もう少しこのまま…ではダメですか?」


「ふふ…いいですよ。でも、あんまりこうしていると仕事に遅れますよ?」

あまりにも、可愛らしい顔でおねだりをされると、こちらは我慢出来なくなりそうで、笑いながらそう言った。



「それは…そうなんですけど、まだ…もう少しだけ…こうしていたいんです。朝食作るのは、手伝いますから。ダメ…ですか?」



「わかりました。」

上目つかいにお願いしてくる彼を抱き寄せて、僕は耳元でいった。




「温かいですね…アルバートさん」


「あなたも温かいですよ…」


彼は僕にきゅっとくっついてきて、彼の肌が僕を温めた。
でも、たぶんそれは彼も同じだったんだ。

僕がそう言ったら、彼は少し照れくさそうな顔をして、僕をみるから、僕はつい彼の唇にキスを落としてしまった。




「んっ…//」


キスをすると、彼が赤くなって、さらに可愛い顔になるから、耐えられなくて、彼に背を向けながらベッドから起き上がりながら言う。



「すみません、あまりにも可愛らしい顔をされていたので、つい…。あの、もう起きましょうか。」


すると彼が、僕を呼びながら僕の肩を掴むから、僕が振り返る。


「アルバートさん…!」


「はい、…っん//」

温かくて、柔らかい彼の唇が僕の唇に降ってきて、僕は思わず目を丸くすると、彼の唇が離れ、彼は赤くなりながら笑顔で言った。



「あの…おまじないっ…です//今日のダンスの発表会頑張ってくださいね」


「…ヘイリー」



たぶん、昔僕が彼にしたおまじないを僕にしてくれたのだろう。


僕は、また彼を抱き締めずにはいられなかった。
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