01/27の日記

10:24
裸足の道
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雪が冷たすぎて
見えるものすべては
冷たかった
覚えた恐怖


裸足でかじかむ
赤くただれて
人であることすら恨んだ


痛くて震える夜は明けなくて
痛みを感じないことを
覚えるしかなかったから


何も持ち合わせてないから
涙を飲み込み
カメレオン
そばの壁に馴染んで
息を潜めた


ようやく浴びた光は
地下のぼくには
眩しくて
熱くて
怖かった



もうすでに失った光


だから
ぼくは
ぼくしか築けない道を行く
辿れないから掘るしかない
削るしかない


そこにはきっと
こんなぼくらにしか見つけられない
歪み色はつきすぎても
綺麗な石がある


だから守りたい
脆くても
歪んだ傷だらけでも
ぼくらの
小さな小さな居場所

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