青色の風

□調査兵団
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調査兵団本部〜


「シュルセルがですか?」


「あぁ、今年であいつも訓練兵だ。それで挨拶に来たいんだと」


調査兵団 団長室


キース団長とエルヴィン団長補佐が紅茶を飲みながら話していた


「へ〜、もうそんな年ですか、あいつも」


「そうだな・・・ところであいつに妹がいるのは知ってるか?」


バンッ!!

「えっ!?」

テーブルを思い切りたたきながら立ち上がったエルヴィンを落ち着かせてキースが話を続ける


「知らなかったのか、お前は・・・」


「知りませんよ!一度も話してくれませんでしたから!!・・・団長は知ってたんですか?」


「あぁ、・・・・シュルセル曰く、エルヴィン・・お前はシュルセルの妹にとって危ないらしい・・・」


「危ない?・・・何がですか?」


「鏡の前に立ってじっくりお前の真の心に問いかけるんだな・・」


「はぁ・・・」


キース団長はどうも笑いをこらえているらしい

なぜ、シュルセルの妹にとって私が危ないんだ?・・・・・


「・・・・・ところで、
その妹がどうかしたんですか?」


「シュルセルが訓練兵団で訓練を受けている間、他に誰もシュルセルの妹の面倒を見ていてくれる保護者がいなくなるんだ、
他に親戚などもアイツにはいない」


「それで、かわりに我々がひきとり面倒を見ると・・・」

「あぁ、そういうことだ・・じきにあいつが妹を連れてくる・・その前に調査兵団の全員にこのことを伝えといてくれ・・・特にリヴァイに・・」


「わかりました」


エルヴィンは団長室のドアを開けながら、ふと思い出したことを問いかける


「あの・・さっきの・・・」


「ん?なんだ?」

「いえ、・・・何でもありません、失礼します」

「あぁ」


ガチャ


「・・・・・・私が危険ってどうゆう意味だ」


かすかにドアの向こうで聞こえたエルヴィンのつぶやきに必死で笑いを堪えるキース団長であった





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