青色の風

□調査兵団
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「調査兵団?」

「あぁ、そこに俺たちがいつも世話になっている"恩人"エルヴィンという団長補佐とキースという団長がいるんだ」


「?」


「っ・・・・そっか・・リンは知らないもんな・・リンがいつもおいしいごはんを食べられるのも、その人のおかげなんだぞ」

「へ〜、なんで会いに行くの?」

「お兄ちゃんも今年で訓練兵団というところに行って訓練しなきゃいけないんだ」


「シュルセルお兄ちゃん、どっかいっちゃうの??」


リンがシュルセルの服の裾をつかんだ

シュルセルはリンの手をやさしく包み込む

「大丈夫すぐ戻ってくる
だからそれまでリンのお家は、調査兵団というところだ。お兄ちゃんが帰ってくるまで、お留守番できるな?」


「うん・・・」


「大丈夫!!調査兵団の団員たちはみんなやさしい人たちだ。リンのお兄ちゃん以外の家族ができるんだぞ?」


「ほんと!?」

「あぁ、だからちゃんと待っているんだぞ!約束だ」

「うん!約束する!!」

「おうっ!」








二人で小指を絡ませ約束をする

二人ともとてもきれいな笑顔を浮かべていた
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