青色の風

□ぺトラさん
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ピピピピ ピピピピ


「う〜・・」


ピピピピ ピピピピ


「うっさい〜」


「(目覚まし止めなきゃ・・・)」


そう思いながら重い体を起こそうとした時、



「もうっ!うるさいわねっ!」


ピピピピ ピピp
バキッ


「・・・・えっ?」


誰?今目覚まし止めたの?




ゆっくりと自分の右側を見てみると・・・




「まったく・・」



目覚まし時計を握りつぶした寝起きのぺトラさんがいた




「えーーーーーー!!!」



「おはよう、リン」ニコ)



いや、ニコっじゃなくて・・・・



「なんでいるんですか?・・・ぺトラさん」



「ん?そりゃぁ、リンの寝顔とか朝起きたときの顔とかが見たくて一緒に寝てたの。」



「え・・・・・、いつから?」



「リンが眠った時ぐらいから」


笑顔で答えないでください、ぺトラさん・・・



「さぁ、起きて朝ごはん食べに行きましょう」



「あ、はい」


ベットから降りて服を着替える



「ぺトラさん、なんでいつもその服なんですか?」



「この服は団服だから、着てないといけないの」


「へ〜」

確かに、みんな着てたしな〜。


「かっこいいですよねそれ。」


「ふふ、ありがとう。
それよりリン、敬語はやめなさい。」



「えっ、なんでですか?」




「私たち家族でしょ?リンは、自分の家族にも敬語を使っているの?」




「あっ」




「だから、敬語はやめなさい」




「・・・・うんっ!わかった!」



ぺトラさんは、微笑んだあと、私の寝癖を直してくれた。



「さぁ、行きましょう」




「うんっ、お腹すいた!」




そのまま、二人は食堂へと向かっていった。
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