青色の風
□迷子
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私は今、エルヴィンさんに兵団内を案内してもらって・・・・
いや、もらっていた・・・かも。
「ここ・・・どこ?」
完璧な迷子になってしまった。
どうしよう・・・・ちゃんとエルヴィンさんの隣を歩いていたはずなのに・・・・
「もーーーー!ここどこーーーーーー!」
叫んだって誰もいないんじゃ意味がない。
マジでどこ・・・・・
「うぅ・・えるゔぃん・・・さん」
ここまで一人ぼっちだと涙がでてくる。
とりあえず、歩こう・・・・
適当に歩けば誰かとすれ違うだろう・・・・
そう思いながら歩いていると向かい側から誰かが歩いてきた。
やった!誰かいる!!
急いでその人の方へ駆け寄るとその人はオルオさんだった。
「オルオさーーーん!!」
「んぁ?」
オルオさんが私に気づく。
「どうしたんだリン?」
「さっき、エルヴィンさんと・・・ペラペラペラペラ」
さっきまであったことを、オルオさんに話した。
「おいおい、まて、そんな早口で言うな、つまりは何だ??」
「つまりは!!迷子になっちゃったの!!」
「なんだ、迷子か・・・・それなら俺について来い」
「うん、わかった!」
黙ってオルオさんの後ろをついていく
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