ー神々の黎明ー

□ー淫猥の虜ー神々の黎明番外編
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※今回もリバ表現があります。
(このページにはありません。安心してお読み下さい。)
苦手な方は回れ右をお願いします。



トートだけに美味しい思いはさせられないと他の夫達が動き出した。


相変わらずトートとアキラは仲がよい。
まさに新婚夫婦、そのものだった。
見目麗しい一対が今日も手を繋いで庭園を散策している。
柔らかく微笑むトートにじゃれつくアキラを石柱の影からジッと見つめている眼があった。

閨事のエキスパート、射千玉のセテフがヘデデトと話し合っている。
珍しい事に3Pしようというのだ。
アキラをトートの独り占めの状態から取り戻さなければならない。


どういうカラクリなのかアビスによって負った傷は跡形もなく完治していた。
今は神であるクヌムの御業なのかもしれないが詳しくは教えて貰えない。
だが毎夜行われた治療はあの頃と変わりなかった。

軟膏を塗りつけられて全身をマッサージされている。
クヌムは柔らかい肌の感触を愉しむように余すところなく手を這わしていた。
「クヌム…… 」
クヌムの唇が近づいてきてアキラのそれに襲いかかる。
今しがたまで優しく這い回っていた手に、ガッチリと肩を押さえつけられ咥内を蹂躙された。
痛いほど吸いつかれ絡められる舌。
上顎の隅々まで嘗め回し喉奥まで侵さんとするクヌムの長い舌。
彼が満足げに喉を鳴らして離れたときには、アキラの花芯から透明の先走りが溢れていた。
「アキラ……トートからイケナイ事を教わったそうですね? 」
ニィと嗤うクヌムの……悪魔のような笑みの迫力のある事。
瞳が横に細長くなり、クヌムがこの状態になるとどうなるのか知りすぎるほど知っているアキラは怖気を震う。

融けた軟膏をその手に纏わりつかせてアキラの “ 弱いところ ”に狙いを定めたクヌムは……そのあとは容赦がなかった。
立ち上がった花芯を扱く。
ただ扱くだけでなく、キ頭を愛撫し鈴口を刺激する。
そして、どこから取り出したのか紐で根元を縛ってしまった。
「やぁ⁈ 何これ? クヌム取って! 」
涙目で見上げてくる表情は誘っているとしか思えない。
早く繋がりたくて堪らないがまだ仕置きは終わっていないのだ。

花芯を口に含む。
幼姿の包皮を剥きながら咥え込む。
「ああん……ああん…… 」
適度なザラつきのある細長い舌が花芯に絡みつき上下に扱いていく。
込み上げる射精感。
それを許さない拘束した紐。
逝きたいのに逝けない焦燥感にアキラはのたうちまわる。

クヌムの淫靡な口淫は続く。
今まで射精を制限された事などないアキラの身体は恐慌を来たす。
四肢を突っ張らせて痙攣するアキラを横眼で見て、クヌムはほくそ笑んだ。
止めどなく流れ出す先走りを啜りながらこの最高の回春剤に舌鼓をうった。

終わりなく勃起させたままの花芯を舌で、咥内で攻め続けるクヌム。
涙と唾液を溢し、荒い息で喘ぐアキラを許してやるつもりなどない。

そんなふたりの傍に、いつの間にかヘデデトの姿があった。



続く。

完結したのにすぐに番外編ってなに?
番外編のくせに続くってどういう事?
ごもっともです。
ごめんなさいm(_ _)m
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