鰐王の憂鬱

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かねてより注文していた品が出来上がって来た。
アキラの為に誂えた品。
この世で唯一無二の逸品だ。
この俺の愛の証……?


アキラは相変わらず俺らを振り回してくれる。
最近のお気に入りは、以前俺が河に投げ込んだあの子ワニだ。
アレはもう子ワニではない。
眷族の鰐と獣人の混血であるあのチビは、本来なら人化出来ないはずなのに、今現在第二幼体期にある。
ヒトガタでアキラの側に居たいと強く望んだ故の奇跡か、唯の先祖返りか?
とにかく、アペデマクよりチビのあいつが可愛くて堪らないらしい。

アビスなどかなり焦れている。


あのチビを、泊りにこさせると聞いて、遂に俺はキレた。

「わーーっ! 」
いつもの様に肩に担いで寝所へ向かう。
バタバタと暴れているが関係ない。
今夜はたっぷり仕置きしてやる。

褥に降ろされてアキラは覚悟を決めたようだ。
さすがに我儘が過ぎたと思ったか、大人しくなった。
小首を傾げて不安げな瞳で見つめている。
……その表情も仕草も、俺を煽るだけだというのに……
「ア・キ・ラ…… 」
帯を解いて衣を肩から落とした。
首筋を甘噛みすると身体がピクリと震える。
喉も噛んで、そのまま褥に横たえた。
甘噛みだとはいえ、牙が喉元を捉えているのだ。
アキラは震えて……怯えている。

滲んだ血を舐めて……俺は気分が高揚する。
むしゃぶりつきたい衝動を抑えて、俺はアキラの身体に舌を這わせた。
「セベクぅ……ごめんなさい……もう我儘言わないよぉ…… 」
毎回、毎回繰り返される謝罪は言葉を繰っているだけ。
少しも悪いと思っていないという事を、俺は知ってるんだぞ!
今日という今日は思い知らせてくれるわ!

俺はアキラの花芯に舌を這わせた。
口内に含んで数回扱いてやると、芯をもってくる。
アキラは感じて、喉を仰け反らせていた。
俺はそこで、アキラの為に誂えた例の贈り物を取り出した。
傍の杯の中の酒に浸す。

俺の指の腹で刺激された花芯は、桃色の可愛らしい姿を晒している。
今だ幼姿のそれの鈴口からは透明の液が流れ出していて、俺はそれを舐めとる。
アキラの射精感が高まる前に、俺は “ 贈り物 ”を取り上げた。
気持ちよさにぼんやりしているアキラの目の前で、俺は “ 贈り物 ”を慎重に、可憐な鈴口に沈めていった。
「ウワーーーっ!やだ! やだ! なにーーっ! 」
生まれて初めての異物の感触に、恐慌をきたすアキラは、それでも動くと危険だと知っているのかじっとしている。
“ 贈り物 ”……
純金の尿道ピンを上下に行き来させながら奥まで挿入していく。
アキラは初めての……痛みを伴った快感に、震え、涙と唾液を溢しながら懇願する。
「やめて…… 」と。

先端が僅かに膨らんでいるピンに尿道を擦られて、未知の快楽と射精が許されない焦燥感にアキラは悶える。
だが、今日の仕置きをこれだけで済ます気は無い。
次の標的は桃色の胸の飾り。
小さな粒のそれを、愛しげに舐める。
吸いついて、甘噛みしながらピンを上下させるとアキラは本当に善い声で啼く。
俺の剛直が、早く男膣《なか》に挿入させろと暴れだした。
突いて、突いて、壊れるほど穿ちたい。

結局、俺は空が白み始めるまでアキラの尿道を犯し、乳首を嬲った。
そのときのアキラの痴態が堪らない。
ここまで淫れたのは初めてではないだろうか?
プックリと膨らんだ乳輪に舌を這わすだけで、可愛い声で啼く。
ピンで塞がれているため射精出来ないこともあるのか、淫れっぷりは半端じゃなかった。

アキラの男膣《なか》に指を埋めてゆっくりと抽挿しながら前立腺を刺激する。
同時にピンも上下させるという、拷問紛いの事をして、俺はアキラを責めている。
「セベクぅ……お願い…… 」
「何をお願いなのかな? 」
爪で前立腺のしこりを引っ掻いた。
「いじわるぅ…… 」
「ちゃんと言わないと。
俺はわからないな…… 」
涙目のアキラが途切れ途切れに言葉をつむいだ。
「セベク……お願い……
セベクの……で……ください。」
アキラのヒクヒク蠢く蕾に鈴口を押しつけて、俺はもう一度、ちゃんと “ お願い ”するように言い放った。
「セベクの……おっきいので……僕の奥まで……突いて、気持ちよくして……ください…… ‼︎ 」

一気に突き込んで、突き破かんばかりに抽挿する。
アキラの悲鳴も関係ない。
剛直のすべてをアキラの身の内に納めきって、まだ奥を求めるように律動する。
蠕動して締めつけるアキラの男膣《なか》で蕩けてしまいそうだ。
そこで俺は思い出したようにピンを抜いた。
悲鳴と共に常にない量の白蜜を噴き上げたアキラは意識を失ってしまった。
俺も引きずられて逐情したが、今夜は最高だった。


あれ以来、アキラのおイタが減った。
俺としては寂しいばかりだ。



end

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