軍団長、愛の稟議書

□軍団長、愛の稟議書
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アヌビスの軍団の軍団長を務めるアビスは、叔父である射千玉のセテフと交代で政務に就くために年の半分をアヌビスで過ごしていた。
己の番と離れて暮らす辛さ。
若いアビスにとって、数週間の時もあるしふた月近くにもなる事もある離ればなれのときはその別れの辛さと共に文字通り身を裂かれる思いをする。
それゆえ、再会のときはすべての情熱をアキラに注ぐ。
時には暫しの別れを惜しむセテフと分かち合う場合もでてくるわけで…

セテフがいつもの通り湯浴みの世話をしている。
湯浴みに関して、彼は自分がいる時には絶対に他人任せにしない。
この二人にとってはもうここから前戯が始まっているのだろう。
アキラの身体についた滴すら拭き取るのを許さず、己が舐めとる。
今宵はアビスと二人で丹念に舌を這わせていた。

夫達に開発され尽くした身体はひとたびスイッチが入ると全身が性感帯と化す。
二人ががりの舌での愛撫で、アキラは全身を桃色に染め息を荒げている。
アビスが待ちきれず、先に動いた。
指先が蕾をなぞり蜜を塗り込めていく。
丹念に解してやらねば壊れてしまう。
何人もの夫を数え切れないほど受け入れているはずなのに、アキラのソコはいつまでも初々しい。
それゆえ挿入には苦痛が伴い、嗜虐を好む夫達を喜ばせる。
最近はセテフが口淫を教え込んでいるようだが、如何せん咥内に納める事が出来ない。
タウエレトとの愛戯のときのようにアキラにはぺろぺろと嘗めることしか出来なかった。
「アキラ…挿入れるよ。」
「ん…あん…」
“ くちゅり ”と蜜口をくぐり “ ずぷずぷ ”と吸い込まれていく。
微かな抵抗すら押さえ込まんと縫い付けた手に力を込め思い切り奥に突き込んだ。
「ひぃっ…いっーッ! 」
覆い被さり小刻みに抽挿しながらS字を探る。
「アキラっ、すきだ。あいしてるよ…ああ、最高だ… 」
コツコツと突き上げられて啼くアキラをセテフは愛しげに見つめていた。

抜かずに三度逐情したあと、セテフと交代したアビスはアキラの可憐な胸の飾りを味わっていた。
「アビス。」
今宵のセテフはすこぶる機嫌が良い。
「少し離れてくれるか? 」
言うとおりにすると叔父上は、アキラを抱いて起き上がり騎乗位をとらせた。
今以上に繋がりが深くなり、背を反らせ声にならない悲鳴をあげるアキラ。
叔父上が突き上げると先程俺が放った白濁が溢れ出す。
ふらふらするアキラの上体をその胸に抱きしめた叔父上が、
「アビス。」と。
仰け反るようにして抱かれているアキラの蜜口は叔父上の巨根をぴっちりと咥えこんでいる。
俺はへりをそっと撫でると細心の注意を払って指を滑り込ませた。
“ びくん ”と身体が震える。
てらてらと濡れ光るオレ自身をその隙間に押しつけて体重を掛けていった。
叔父上が居るというのに挿入っていく。
「ーーーっ‼︎ 」
花芯からぴゅっと白蜜を噴き出してアキラは意識をトばしてしまった。
同時に奥まで突き込んで抽挿する。
“ ヤバイ、ありえない…なにこれ? マジヤバイって。”
叔父上がリズムを合わせて腰を動かしてくる。

そのまま、俺達は蜜壺を貪る。
俺は逝きながらガンガン腰を振った。
アキラは啜り泣きながら『きもちいい… 』と喘ぎまくる。
俺と叔父上はその後何度か逐情し、余韻に浸って男膣〈なか〉を攪拌していた。
突然叔父上が「誰かいるか。」と。
控えめな返事が聞こえ、俺は自分の耳を疑った。
「タウエレトを呼んで来い。」
「叔父上? 」
「今なら出来ると思わないかい? 」
艶やかな笑みを浮かべる叔父上を、今日ほど恐ろしいと思った事はなかった。

アキラと繋がったままの俺達を見て唖然としていたタウエレトだったが正直なアレはすぐに反応してきた。
3m+の巨体に見合う巨大な男根だ。
アレを挿入るのか?
確かに今は二本挿しで限界まで拡がっているが…
ゴクリと喉の鳴る音がする。
まず俺が剥がれて叔父上のモノが引き出される。
蜜口は閉まりきらず桃色の内膣を見せてクパクパしていた。
叔父上がアキラを仰向けに寝かせると
タウエレトの膝に乗せる様にして開脚させた。
股間に蜜をブチまけて目で合図する。
タウエレトはゆっくりと押し込んでいく。
アキラは痙攣して…もう正気ではない。
残念ながらすべてを納める事は叶わなかったが今まで繋がる事すら出来なかった彼とすればそれは些細な事だ。
すぐに登りつめた彼は、意識を失ったまま白蜜を溢し続けるアキラを貪った。

翌朝、朝餉の席で鰐王に言われて愕然とした俺。
「ズルいじゃないか。
次回は誘ってくれよ。」
『鬼畜! 』

他人の事は言えないか?
 

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