戦神のセオリー

□戦神のセオリー 3 戦神の休日。50000ヒットキリ番リクエスト。
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アヌビスの領地内、クシュに近い離宮のなか。
とろとろと微睡むアキラを包み込むようにして、巨大な黒ジャッカルが横たわっている。
時折、その長い舌でアキラの身体を嘗め回す。
「セティ……なぁに? 」
気だるげに瞼を開き、もふもふの身体に……抱きついた。
「わかってるくせに。」
クスクスと笑うふたり。


アキラの為に造った離宮で、アキラと共に休暇を過ごす。
そんな、なんでもない事がセテフには嬉しい。
アキラが笑んで、アキラと睦み合う至福のとき。
今まで生きてきたなかで、射千玉のセテフがはじめて味わっている幸福なとき……
願わくば、この幸せなときが永久に続かんことを。


離宮の庭園内にある小川のほとりで、まったりとした昼下がりのひと時。
「ラー、膝を貸して? 」
セテフの最近の気に入りはアキラの膝枕で横になること。
アキラはその間、セテフの髪を梳いている。
ふいに大きな手が伸びて後頭部に触れる。
アキラの頭を引き寄せて口づけたセテフはそのままアキラを転がした。
腰布を取り去り花芯に舌を這わせる。
満足気な溜息が漏れる。

セテフの剛直に舌を這わすアキラ。
自分から手を伸ばしてきたときは吃驚したが、アキラの奉仕に感動する。
アキラの口が小さ過ぎてキ頭を含むことすら出来ないが、拙く舐められるだけで興奮する。
「ラー…… 」
我慢が出来なくなったセテフは、アキラを芝生に組み敷いた。
覆い被さって咥内を蹂躙する。
喉の奥を獣の舌に犯されて、花芯から透明の蜜を溢すアキラの蕾に、ぬるつくキ頭を押し付けてその感触を愉しむ。
そして、少しずつ、少しずつ圧をかけていって、ヒダの一本一本を伸ばして挿入っていく。
「セテ……ィ……あぁ! 」
ゆっくり、ゆっくりと腸壁すべてを擦りながら進んでいく。
涙目で見上げてくる様が堪らない。
比較的ゆっくりだった抽挿が徐々に激しくなりアキラはまた啼く。
「ラー……善い? 」
アキラのイイところを狙って突いてやると男膣《なか》が喰い千切らんばかりに締めつけてくる。
「ラー……堪らないよ……ああ…… 」
陽の光の下でふたりは絡まり合う。


一体どういった経緯でこうなったのか。
褥のうえには黒獣と白い子供。
うつ伏せの身体にのし掛かるようにして黒獣が激しく腰を振っている。
ぬらぬらとひかる獣巨根が出這入りを繰り返し、結合部からは白濁した液体が溢れている。
「セティ……ぼく……もう…… 」
息も絶え絶えに懇願するアキラの細腰を、さらに強く抱きしめて堪能する。
えぐえぐと啼くアキラは獣の長大な男根に括れの奥を犯されて、善くて……善くて、ひとりでに涙が溢れてくる。
セテフの獣化しての情交は、永い。
一次、二次の射精のみならずセテフは獣の姿での行為を愉しむ傾向にある。
彼はアキラを深く、深く愛してる。
それ故、穿つ。
奥の奥まで自分の白濁で満たす為に。

瘤で栓をした状態で緩やかな抽挿をしている。
だが、その瘤が前立腺を捉えていてアキラは今、半狂乱になって啼き叫んでいた。
「ーーーーーー!!! 」
向かいあって覆い被さる……
獣の姿の時の体位ではない。
現に太い前脚にのし掛かられた肩は悲鳴をあげている。
でもアキラは……
「セティ……もっ……と、も……っと……ちょうだい…… 」
セテフを煽る。
「ラー…… 私にも……自分を抑える限界が、あるのだよ。」
ざらつく舌が胸の飾りを嬲る。
「離さないで…… 」
二次射精の終わりと共に瘤が縮んできた。
「抜いちゃ、ヤダ…… 」

わかっていてセテフのスイッチを入れたアキラが、無事に中洲に戻れたかは定かではない。


end
 

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