戦神のセオリー

□戦神のセオリー 5ーセティのおもちゃー
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アキラと夫達との再会から、数ヶ月。
当初は色々な事で揉めに揉めたが、今は概ね穏やかに暮らしている。

アキラは普段は現代で暮し、夫達の求めに応じて時渡りをしている……
彼らに迎えに来てもらって。

アキラの現代での拠点はパリのアパルトマンと郊外の古城。
そこで普段はヘデデトをはじめ夫達の誰かと暮らしている。


「セティ……また? 」

パリのアパルトマン。
昔は貴族の館だったという、その建物はアキラの母エーヴァがアキラの為に購入し、改装したものだ。

アパルトマンなのだから他の住人もいるはずなのだが、エーヴァが保安の為に入居させようとしない。
今回、改装がギリギリ間に合ったここには、そのうち夫達が住む事になるのだろうか。

今、アキラの部屋にはセテフが訪れている。
と、いうか住み込んでいる。
エーヴァの財団での仕事を終えて、家に戻ってみると、ここ最近見慣れた状態のセテフがいた。

「セティ……ネットサーフィンし過ぎ。
っていうかなにしてるの? 」
「ん……? 買い物。」
想像してみて欲しい。
出で立ちは普段のまま腰布姿で、ノートPCの前に座るセテフ。
彼は今、WEBショッピング……ネット通販の真っ最中なのだ。
不思議な事に彼はクレジットカードも持っている。
アキラと同じブラックカードを。
夫達の中で一番現代ナイズされているセテフは語学にも精通している。

セト神って……なんかヘン。


そんな遣り取りをした事などすっかり忘れてしまった頃、宅配業者がアパルトマンを訪れ、ある荷物を置いていった。

「ラー…… 」

ジャグジーがすっかり気に入ってしまったセテフが、アキラをその膝に乗せて……繋がっている。
「あぁ……セティ……善い…… 」
ゆるゆると突き上げられてか細い声で啼くアキラをそのまま抱き上げて(駅弁?)セテフは寝室へと向かった。


アキラの部屋のアキラのベッドの上、セテフの膝に抱えられたまま、背面座位で繋がっている。
セテフのキスがうなじや肩に落とされ所有の証が散らされていく。
「ん…… セティ……」
「ラー……今夜はいつもと違う趣向で愛してあげよう……。」


アキラの身体が硬直する。
無理もない。
今セテフの手で、アキラの鈴口に金の尿道ブジーが差し込まれようとしている。
先端がほんの少し、可愛いお口をくぐっただけなのにアキラは恐怖で震えている。
「ラー……大丈夫だよ?
これは一番細いタイプだから……ね? 」

ブジーがゆっくり、ゆっくりと押し進められていく。
それの先端は穏やかなマドラースプーンの形状をしている。
セテフは微妙に抜き挿ししながら先へ、先へと進めていった。

恐慌をきたしているのはアキラ。
なんの前触れもなく始まった淫靡な遊び……
込み上がる排尿感と痛みに最早パニック寸前だった。
これを行っているのがセテフだから、ただそれだけで耐えられている。

「セティ……ぃ…… やーぁだぁ……ぁ…… 」


現代に降臨なされたセト神は、WEB環境をフルに利用して、アキラを愛しむ為の性具を購入なされた。
まずは尿道ブジー。

蜜壺に収めた己自身でも前立腺を刺激したいのはやまやまだがブジーが硬質な為、傷つける危険性がある。
ここはグッと我慢して、アキラの尿道を嬲る事に集中する。


己が手に感じる、アキラの前立腺を擦る感触。
微妙に調節しながら匙状の突起で、何度も何度も行き来した。
「セティ……イキたい……
僕、イキたいよぉ…… 」

ブジーの先端が膀胱にまで届こうとしていた。
だが、手先の器用なセテフはそこには一切触れずに前立腺を後孔とは反対側から刺激する。

快感は痛みを凌駕した。
射精感と排尿感を伴ってアキラは狂乱の一歩手前の状態。


その瞬間、一気にブジーが除かれて同時にセテフの突き上げが始まる。

アキラの花芯からは白蜜か噴き出し続け、セテフの巨根を締めあげる。

淫靡な遊びの仕上げは、セテフが満足するまで続いた。


翌々日。
どうにか動けるようになったアキラは “ 家出 ”した。
“ これ以上サれたら犯り殺されてしまう ”との危機感を持ってセベクの元に飛んで逃げた。
だが、そんな事を理解出来ないセテフは、注文していたオーダーメイドの贈り物を持ってセベクの神殿に向かう。


アキラへの贈り物。
純金製の蛇を模したコックリング。
キ頭の括れに装着し、蛇の頭部は5cm程の尿道ブジーになっている。

意図を介したセベクによって押さえつけられ、無理矢理装着されてしまったアキラの末路は……

想像にお任せしよう。



end……かな?
 

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