拍手お礼ss マアト・ラーの日記

□拍手お礼ss マアト・ラーの日記
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10月1日の日記の続き。

僕は1996年6月18日、父、真亜都慎一郎、母、エーヴァ=カーリナ・インドレニウス=ザレヴスキの第一子として生まれた。
ちなみに僕のフルネームは、明良・インドレニウス=ザレヴスキ=真亜都だ。

父の真亜都慎一郎は日本の某大学で化学の教授をしている。
実は父とは疎遠で……典型的な学者肌である父は育児という事が出来なかった。
離婚後、一応親権は母方となったが離婚の原因となったアレ…… “ 悪魔払い事件 ”の事があって、父方の叔父真亜都凌二に育てられる事になった。
彼は物理学の教授で今現在CERNに所属している。
うちの一族でノーベル賞に一番近いのは間違いなく彼だ。
叔父との事は次の機会に記すとして、
次は母。

“ お母様 ”は北欧某国、インドレニウス=ザレヴスキ公爵家の正真正銘、プリンセスである。
御歳、ギリギリのアラフォー38歳。
ちなみに父とは15歳の年齢差がある。
たぶん。
ヨーロッパ社交界の “ 女王様 “である彼女の自慢は自分そっくりに産んだ僕。
昨年くらいから事あるごとに引っ張り出し、連れ歩く。
『お母様があなたに相応しいお婿さんを見つけてあげますからね。』と言われた時は……
ご安心下さい。
僕はこの世界で最高の旦那様を三人も得ました。

家族の事を……世間一般の家族とは些か違う形の家族かもしれないが……思うと複雑な気持ちになる。

近況は次回以降に記そうと思う。
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