低級ノルウェー語講座
□低級ノルウェー語講座
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では途中で出した問題の答えです
結論から言えば、どちらも文法上正しい文章で「雲は白い」という意味です
前者については説明は必要ないでしょう
`sky´は女性名詞だから`-en´を付けるのはおかしいなんて言わないでくださいよ
共性名詞として扱えるので間違いではありません
しかし`sky´を女性名詞としようが共性名詞としようが後者では述語が中性形になっていますね
形容詞の中性形は副詞としても使えますが、この文ではあくまでも「白い」という形容詞です
実は前者が実際に空を見上げて「(あそこに浮かんでいる)あの雲は白い」と言っているのに対して、後者は「(特定の雲ではなく大体において)雲というものは白いものだ」という見解を述べているのです
具体的な事柄について話す時は主語となる名詞は定形にし、述語の形容詞は主語の性に合わせます
一般的な事柄に対する個人的見解を述べる時には主語は不定形を用いて主語の性に関係なく述語の形容詞は中性形にします
ウチの母ちゃんは強い
Moren er stor.
母は強し(すべからく母
親は偉大である)
Mor er stort.
えっ? 中性形にするのはいいとして、`hvitt´は変じゃないかって?
C-bで語尾が`-t´の形容詞には`-t´は付けないと言っているから`hvit´は中性形でも`hvit´のままだろうって?
いいえ、`hvitt´でいいのです
`hvit´は例外で中性形では`-t´の形をとります
黒い(`svart´)には付かないのに白い(`hvit´)には付くなんて不思議というかややこしいというか……
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