低級ノルウェー語講座

□低級ノルウェー語講座(改訂版)

次に語幹の違いからも説明しましょう(例示は不定形→現在形→過去形→過去分詞になっています)

1.語幹が2個以上の子音に終わるか、1個の`d´または`g´に終わるもの

 愛する
 elske→elsker→elsket
 →elsket

 喋る
 snakke→snakker
 →snakket→snakket

 水浴びする
 bade→bader→badet
 →badet

 作る
 lage→lager→laget
 →laget

一目して分かるように前述の一のパターンです
尚、このパターンは`-et´ではなく、方言として`-a´という形も認められています

 愛する
 elske→elsker→elska
 →elska

2.語幹が`l´`n´`s`´`r´で終わるもの及び`-ere´で終わる外来語

 話す
 tale→taler→talte
 →talt

 示す
 vise→viser→visete
 →vist

 研究する
 studere→studerer
 →studerte→studert

前述の二が当てはまります
こちらも方言として`-a´の形も認められています

3.語幹の`-ll-´`-mm-´`-nn-´が過去形、過去分詞で子音が1個になる

 忘れる
 glemme→glemmer
 →glemte→glemt

 知る
 kjenne→kjenner
 →kjente→kjent

 演奏する
 spille→spiller
 →spilte→spilt

こちらも語尾変化は二のパターンです
但し、`kunne(できる)´や`komme(来る)´は不規則変化をするので注意

4.過去形と過去分詞で語幹が変わる

 持ってくる
 bringe→bringer
 →brakte→brakt

 置く
 legge→legger→la
 →lagt

最早`legge´は不規則変化と言っても良さそうですが(苦笑)、こういう規則で変化する動詞もいくつかあるのです(テキストによっては不規則変化としていたり、何故か規則変化と不規則変化の両方で取り扱われているので、正直なところよく分かりません)

5.語幹が`-v´または二重母音`-ei´`-øy´で終わるもの

 生きる
 leve→lever→levde
 →levd

 所有する
 eie→eier→eide→eid

前述の三になります

6.不定形がアクセントのある母音で終わるもの

 住む
 bo→bor→bodde→bodd

 持つ
 ha→har→hadde→hatt

 信じる
 tro→tror→trodde
 →trodd

`ha´については濁音が清音になっていますが四のパターンですね



以上、大まかながら色々言いましたが、あまり囚われないでください
何度も言っているように言葉は習うより慣れろです
使いながら自然に覚えましょう(日本語だって「過去形だから……いや、これは音便で……」なんて気にしながら覚えていきましたか?)

不規則変化の動詞の説明も省きます(要望があればお応えします)
やはり理屈よりも実際に使って馴染むのが一番ですから
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