低級ノルウェー語講座

□低級ノルウェー語講座(改訂版)

では正解を発表します



1 Jeg liker liljekonvall.

これはできますね



2 Eldrebroren er ful.

 又は

  Storebroren er ful.

家族などの場合は定形にすれば、`min´や`mitt´を付けなくても「私の」という意味になります



3 Mann er dumt.

これは「一般的に男というのは愚かなものだ」という論調ですから、主語は不定形で性に関係なく形容詞は中性形を用います
こんな言い方をしても案外特定の男性を頭に描いているものですが……(苦笑)



4 Han snorket hel natt.

`snorke´の過去形をどう書くかで迷ったかも知れませんが、典型的な規則変化動詞です



5 Min drømen er en glede.
  Min ønsken er en kjælighet.

本来ならば強調構文で仕上げたいところですが、それはまた先の話で……



6 Chieko har to små søstrene.

妹は`lillesøster´ですが、「幼い」と言っているので`søster´だけでも伝わるでしょう





ところで5で使った文章は立原道造の「夢見たものは」の冒頭部分です
国語の教材として使われることも多いので読んだ人もあるのではないでしょうか

オイラが立原道造の詩に出会ったのは「虹とひとと」が最初です
その中でも衝撃を受けたのが

 (僕はおまへを愛してゐたのに)
 (おまへは僕を愛してゐたのに)

という一節でした
どうということもないのですが、当時14歳だった多感な心(笑)には切なく響き渡ったのですな
ともあれこれをノルウェー語にしてみましょう(「のに」は無視して)

 Jeg elsket deg.
 Du elsket meg.

最早難しくはないですね

オイラが衝撃を受けたのは上掲の一節だけではありません
それと対応する部分があったからでもありました

 (しかしおまへはもう僕を愛して
 ゐない
 僕はもうおまへを愛してゐない)

当時14歳だった多感な心(笑)には切な(以下略)
こちらも(「しかし」や「もう」は例によって無視して)ノルウェー語にできますか?

 Du elsker ikke meg.
 Jeg elsker ikke deg.

と書きます
次へ


[表紙へ戻る]

ゲームブックを検索



©フォレストページ