低級ノルウェー語講座

□低級ノルウェー語講座(改訂版)

さて、ここまで挙げたのは割と素直に意味が取れるものばかりですね
しかし名詞にはなぞなぞめいた合成語も少なくありません

例えば

 kjøleskap

これは

 kjøl(冷たさ)-e-skap(棚)

という要素(形態素と呼びます)でできています
さて、何だか分かりますか?
──と聞くほどのこともないでしょう
正解は「冷蔵庫」です
では

 dagligstue
  daglig(日々の)
  stue(部屋)

これはどうでしょう
日々を暮らす部屋と言えば「居間」ですね
それを踏まえて

 badstue

は分かりますか
`bad´を英語と混同して「悪い部屋」と解釈しないでくださいよ(笑)
`bad´は「お風呂」です
さあ、5秒でお考えください











では、お答えをどうぞ

(・▽・) 浴室!!

──ではありません(笑)
正解は「サウナ」でした
浴室は`baderom´でございます
恐らくですが、`badstue´に使われている`stue´は「部屋」ではなくて「小屋」という意味なのでしょう

身近でありながら知らなければ想像の付かない単語の代表と言えばこれですね

 sommerfugl
  sommer(夏)
  fugl(小鳥)

夏の鳥と言えばオイラは「ツバメ」を連想しますけれど、想像が付かないと言っているのだから、勿論そういうことではありませんね(尚、ツバメは`svale´です)
実はこれは「蝶」です
`fugl´は英語の`fowl´(鶏やアヒルなどの家禽)と同根のようでやはり「鳥」以外の何物でもなさそうです
ノルウェーの人々には蝶は鳥の仲間に思えるのかも知れませんね(んなアホな)
しかし日本でもウグイスやカラスの`-ス´は「鳥」を意味しているけれどキリギリスの`-ス´も同じ意味なのだと聞いたことがあります
古今東西、鳥と虫は案外同一視されてきたのかしら

……ちょっと脱線しましたが、おまけに合成語クイズを出したいと思います

興味のある方は次ページへお進みください
次へ


[表紙へ戻る]

ゲームブックを検索



©フォレストページ