立海
□テスト勉強
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そして２週間後
「たるんどる！」
今日もまた真田の声がテニスコートに響いていた。
今回怒られているのは赤也だけ。
「なんで華菜は！」
「華菜は点数が良くなったからな」
今回は赤也１０点
華菜はなんと１００点
「なぜ、2人の勉強を見たのに、赤也は変わらないんだ！」
「だって…華菜は……」
「なんだ！」
「ずるいじゃないっすか！」
実は華菜
幸村にちょこちょこ助けてもらっている。
あの1週間、勉強以外で赤也は怒られていた。
華菜も怒られるはずなのに
「真田、華菜は俺が怒るよ」
と言って華菜を連れていっていた。
「ほぉ…俺と幸村のせいか…」
と、赤也が怒られているとき……
別の場所では
「華菜、よくやったね。」
幸村と華菜は話していた。
「幸村先輩のおかげですよ」
と華菜はテストを持ったまま言った。
初めて１００点をとったのだ。
幸村はさっきから笑っている。
「華菜ご褒美あげようか？」
「わーい。クレープがいい！」
「まぁ、それがいいならそれでもいいけど…」
本当は、違うのがいいんだけど…
と言ったのだが、華菜は聞こえていないみたいだった。