□告白で……
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「金ちゃんええこと教えたる。」
「なんや?白石」

ある日の部活中に白石は金ちゃんにあることを教えた。
そしてその日の練習終了後のこと……

「華菜ねーちゃん!!」

金ちゃんは華菜の所にいた。

「どうしたの?」
「あのな……えっと………」

金ちゃんは下を見ている。
そして少し赤くなってる?
いやもともと髪が赤い……って!!
それは関係ない。

「うん。またもの壊しちゃったの?」
「ちゃうねん。」
「じゃあどうしたの?」
「えっと……」

金ちゃんはゆっくり顔を上げた。
そして華菜の目を見ていて

「ワイねーちゃんが好きや!!」

といった。
一瞬告白かと華菜は思った。
が、それはないということに。

「わたしも金ちゃんのこと好きだよ。かわいいから…」

金ちゃんの頭を撫でた。
ニコッと笑ったが、すぐに頭を振った。

「ちゃう!ワイねーちゃんがホンマに好きやねん!!」

まっすぐに華菜の目を見る金ちゃん

「わたしも、金ちゃんのこと好きだよ……でもなんで急に?」
「白石がな、これ言ったらねーちゃんが喜ぶって言うたから…」
「え……」

華菜は周りを一周見た。
そして白石を見つけると

「白石!!」

と言って走っていった。
そして残された金ちゃんは

「ワイめっちゃドキドキした……」

と言った。

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