おりまに(過去&未来)
□真庭河豚の場合
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「姫さんよー」
蝙蝠は木にぶら下がりながら雛鳥のことを見た。
「なんですか?この前の仕返しですか?」
雛鳥は蝙蝠をみた。
いつの間にか手には短剣を持っている。
「別に仕返しなんかしないぜ。キャハ…」
「笑うな!」
「ハハ…ハ…」
やばい…なんか今日は機嫌が悪いな
「で、なに?私忙しいんだけど!」
先日家の屋根を壊し脱走した件のバツとして、雛鳥は里の作物の手入れをしていた。
「いやさ…食料不足してんのによ…河豚のヤツが魚2匹も食ったんだよ。」
「だからなんだよ!そんな事言うなら…私の鳥を返しなさい!」
そして蝙蝠とけんかに……
その後狂犬が止めに入るまで2人の戦いは続いた。