過去と未来と今

□☆告白
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それは関東大会が終わった数日後……
かなは幸村と屋上庭園にいた。
そしてかなはテニスコートを見ている。

「関東優勝できましたね」
「ああ。次は全国大会だ」
「はい!がんばってください!」

そう言って幸村を見た。
いつもの事だけども、目が合った。

「ま、前から思っていたのですが、なんで、わたしの事ジーって見てるんですか?」
「可愛いから」
「え?」

かなはキョトンとした。
そんなかなをみて幸村は微笑んだ。

「見ていて飽きないし、何をしていても可愛いからだよ。」
「そ、そんな事はないですよ」
「ううん、可愛いよ。」

そう言って幸村が近付いてきた。
そして気付けば、唇にやわらかい感触。
すぐに離れたけど、かなは理解できていなかった。

「え?えっと…」
「真っ赤になってる。すごく可愛い」
「ゆ…幸村先輩?」

かなはまだ理解できていなかった。
というより、ビックリしたからなのか、考える事が出来なくなっていた。

「はじめて会った時から、かなのこと好き、だから付き合って。」
「え、あ…」
「付き合ってくれるよね?」
「は…はい」
「うん。ずっと離さないから」

そう言うと幸村はかなにまたキスをした。
かなが覚えているのはここまで。
この後2日くらいかなは、幸村と恥ずかしさから話し出来なかった。

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