四天宝寺
□愛されて
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小6の卒業式
「謙也くん、用事ってなに?」
華菜は謙也に呼び出されて桜の木の下にいた。
「えっとな…実は……お…俺…、華菜のことが…す……好きなんや!
せやから、付き合うて……ほしいんや…」
「いいよ。わたしも謙也くんのこと好きだし。」
「ホンマに!」
「うん。」
「わーい。ありがとな!華菜大好きや!」
謙也は華菜に飛びついた。
それから3年後
華菜が部室で部誌を書いていると白石が来た。
「華菜ちょっといいか?」
華菜は書くのをやめて白石を見た。
「白石君なに?」
「実は一緒に遊園地に行きたいんや!」
白石はチケットを見せた。
「いいよ。」
「ありがとな!」
バン!
扉を開けて謙也が入ってきた。
「白石!なに俺の彼女をデートに誘ってるんや!」
謙也は2人の間に入った。
「えー別にええやろ、今の華菜の彼氏さん。」
「今のってなんや!…それより、華菜の彼氏は誰や?」
「謙也!」
華菜は即答した。