立海

□やりたくない試合。
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「や…柳先輩助けてください」
「何かあったのか?」
「明日、ついに体育で華菜とやることになったんすよ!!」
「精市にアドバイスをもらったらどうだ?」
「無理っすよ」

赤也が話しているのは体育でのテニスの話。
華菜が異常なほど強いため赤也組んでいる。
最初の頃は同性で組んでいた。
しかし女テニの人間含め誰もラリーが出来なかったらしい。
そのため男子テニス部レギュラーの赤也と練習などしている。
一応ラリーは続くのだが……
そしてついに試合することになったという話。
ちなみに華菜は男子テニス部のマネージャー兼幸村とミクストダブルスをしている。
ただ、ダブルスの練習相手がいないため普段シングルで2人で打ち合っていることのほうが多い。
強すぎて誰も練習相手をしたくないといっているのだ。

「これで俺が負けたら男子テニス部が弱いと思われるじゃないっすか」
「そうだな。」
「打ち合えたとしてもイップスにかかりますよ」
「ああ。」
「最近じゃ丸井先輩でも相手できなくなったって話じゃないっすか」

華菜はブン太の妹である。
最近じゃ妹のほうが強いらしい…
このことを直接聞いたのは幸村だけと聞いた。

「誰か俺を助けてくださいよ!」
「助けてほしいと言っているが何かあったのか?」

真田が来た。
柳が事情を説明してくれた。

「そういうことか。そうだな…一度幸村にきいてみたらどうだ?」
「幸村部長に聞くことなんてできないっすよ。」
「明日部活これない気がしてきた……」


その日の部活終わり…

「華菜から聞いたよ。明日体育の授業でテニスの試合をやるんだってね。」
「そ…そうっすね」
「華菜に負けてほしくはないけど、赤也なら勝てるよね?」
「………」

無理とはいえないでも出来るとも言えない…
そう思っていたとき

「幸村先輩!」

華菜が来た。
そして書類がどうとか言って幸村も一緒に行った。











翌日の体育は雨が降ってしまったため試合は次の授業にまわった。

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