氷帝

□俺のもの
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「お嬢ちゃん、俺が岳人よりもええこと……」
「侑士!華菜に手をだすな!」

岳人は走って華菜の元に。

華菜は岳人の彼女。

付き合いはじめたのはついこの前。

付き合いはじめたくらいだろうか、侑士が華菜にこう言って話しか……ナンパしはじめたのは…

「なんや、華菜は岳人の物やないやろ。」
「華菜は、俺のものだ!」
「…そんな決まりはないやろ」
「なら、侑士のものでもないだろ!」

シーンとする。
侑士はため息をつくと華菜に

「行こか。」

と言って背中をやさしく押した。

「はぁ…」

華菜は振り返り、岳人を見ながらも侑士に押され歩いていく…

「おい、侑士!いい加減にしろ!」

岳人は走り、2人の間に入ると侑士を見上げ、睨んだ。

「なんや、華菜にキスも出来んような奴が…」
「キスすればいいんだな!」

岳人は振り返ると華菜にキスをした。
華菜は驚きポカーンとする。
岳人は振り返り侑士を見た。

「キスしたぜ。だから華菜に二度と近づくなよ!」

岳人は華菜の手を引いて歩いていく。
侑士はなにも言えずにその場に立ち尽くした。
 

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