立海

□赤ずきんちゃん
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そしてしばらく歩くと森の入り口に着いた。

「ここからまっすぐいったら、ブンちゃんの家だよな。」

そう言って地図を確認する。
今太陽は自分の真上にある。
ポカポカしていて暖かい。

「お昼寝するなら最適だなー」

そう言ったときに肩をポンポンと叩かれた。

「ん?」

振り返った。
プニっと人差し指が華菜のほっぺにあたった。

「誰ですか?」
「俺はね狼だよ。名前は精市っていうんだ」
「狼って犬の仲間の?」
「まあ、そうだね」

くすっと幸村は笑った。

「華菜はこれからどこにいくんだい?」
「森の奥にあるブンちゃんの家だよ。このお菓子を渡しにいくんだ」
「へーそうなんだ。俺も一緒に行ってもいいかな?」
「うん!ブンちゃんもたくさん人がいたほうがいいって言うよ!」

華菜は幸村と一緒に歩き始めた。
彼は歩きながら、植物の話などしてくれた。
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