*短編*
□至福のティータイム
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四宮の仕事が一段落して、休憩の時間。
恋人であるバリスタの詩音は新しく入ったコーヒー豆を使った、とっておきのコーヒーをご馳走した。
四「…ん、このコーヒー、いつもと違うな」
「わかる?知り合いからとっておきのコーヒー豆をもらったの!」
四「へぇ、どうりでいつもよりコクがある。いいな、これ」
四宮の感想が詩音の期待どおりだったため、詩音は満面の笑みを浮かべた。
「でしょ!私もすごく気に入ったの!このコーヒー豆にしてよかった!
…小次郎に気に入って貰えてすごく嬉しい///」
少し照れながら話す詩音。
一方、四宮は…
四「確かにコーヒー豆の質が良かったのもあるが、やっぱり…
詩音の腕がいいからだ
他のやつが入れたらこんなに旨くねぇよ」
思いもよらない四宮の言葉に、
詩音の顔は赤面。
「っあ、ありがとう////」
―あなたのために入れるコーヒーは
お店に出すコーヒーと違う
お店に出すコーヒーは"幸せを願うコーヒー"
あなたに出すコーヒーは…
"愛情を伝えるコーヒー"
なのだから―
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