Chime
□名も無い苦痛
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あれから数年。私は彼の結婚式に招待された。
「薫子」
幸せそうに微笑む二人は本当にお似合いで。
辛くない。悲しくもない。なのに目からは涙がぽろぽろ溢れてきて。
だって彼は私のライバルで。好きでもなんでもないはずなのに。
私は、いつまでこの苦痛を抱えていればいいのだろうか。
-END-
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