short dream

□怪我
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誠凛の場合


「花鈴!?どうしたのその脚!」
『えっと…落ちました』
「落ちたぁ!?」
『階段からずしゃっと』
「何やってんのよ!お馬鹿!」


カントク、リコにどやされる。


「ぅわ、花鈴。大丈夫か?」
『日向先輩。絶対安静を強いられてきました』
「大丈夫じゃねー!!何でココ来たんだ!帰れ!」


キャプテン、日向はクラッチタイム発動。


『マネージャーがバスケ部をマネージメントして、何が悪いんですか?』
「「絶対安静を強いられてるヤツが言うな!!」」
『えー…』
「帰れ!」
『誰かの自転車の後ろに乗せてもらおうと思ってたのに』
「え、迎えは…?」
『帰りは来ませんね。気合で帰って来いと言われました』
「「気合で帰られるわけがあるか!」」


とにかく怒られる。
凄く怒られる。


「はぁ…。仕方が無い、俺の後ろでいいなら乗せて帰ってやる」
『え、日向先輩…』
「今回は仕方なくだからな!?何で怪我人が気合で帰るんだバカヤロウ!」
『ありがとうございます(ニコッ』
「…おう」


んでもって、日向に甘やかされる。
何だかんだで、マネージャーに弱いカントクとキャプテン。
大切だから、怒ります。


「花鈴さん、これは誰でも怒りますよ」
『黒子くんまで!?』
「俺も帰れって言うな」
『火神くんも!?』
「多分、皆さんおっしゃると思います」


結局、日向が荷台に乗せて帰ったとか。
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