short dream

□怪我
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桐皇の場合


『先輩ー今吉先輩ー』
「何や?花鈴ちゃん、怪我したんか?」
『そうです』
「まぁ、大層な怪我しおって…」


とにかく今吉に報告する。


「花鈴ちゃん!?どうしたのその脚!」
『階段から落ちちゃった』
「やだぁ…もー花鈴ちゃんたらおっちょこちょい!」
『えへへ…』


桃井にもびっくりされる。


「何だよ花鈴、馬鹿だな」
『青峰に言われたくないよ』
「俺怪我しねーし」
『オーバーワークで壊しかけたくせに』
「…。それはそれだ」


青峰には馬鹿にされる。


「今日はもう帰りな花鈴ちゃん」
『それがですね、今吉先輩。迎えが来ないんですよ』
「何やて?」
『多分忘れてるんだと思いますけど…』
「寝てるかもやな」
『あはは、ありそうですね』
「よし、青峰。送ってってやり」


突然話を変える今吉。
ふられた青峰びっくり。


「はぁ!?何で俺が!?」
「したら今日は休んでもええ」
「行ってきます」


花鈴を抱え早速出ていこうとする。
しかもいい顔で。


『ま、待って!荷物荷物!』
「お、忘れてた」


とにかく帰る。
家に着くまで抱えられていたとか。
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