目は口ほどに物を言う

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僕が本を渡すと、戸惑い警戒しながらも礼を言って本を受け取った子供。

さっきも言ったけどと前置きして自己紹介すると、年齢のところで驚いた顔をされた。
割とショックだなぁ、その反応は。

「オレ、はクロロ。クロロ=ルシルフル。」

「オレはシャルナーク!」
「アタシはマチだよ」

「クロロにシャルナーク、それにマチちゃんか。
 三人とも良い名前だねぇ」

クロロにシャルナークとマチちゃんがそれぞれ子供ながらに警戒しながらもそう名乗るので僕が確認に復唱すると、三人は驚いた顔で僕の顔をガン見する。

「うん?どうしたの?」

「名前褒める奴なんて始めて見た」

「目先のことで手一杯なヤツばっかりだからねぇ…」

他人のことを褒めることができるのはいつの時代も余裕のある奴だけだからね。
当然、僕の言葉に三人とも惚けた顔をする。

やっぱり今の流星街では珍しいのかも知れないね。

「食料を抱えてるところを見ると帰宅途中だったのかな」

僕が気を取り直してそう言うと、三人はコクンと頷く。

「じゃあ僕と契約してくれないかな」

突然僕がそんなことを言うものだから、三人がお互いに顔を見合わせる。
僕は構わず続けた。

「君たちは僕を仲間に入れる、つまり寝床を提供する。
 僕は君たちを護衛する、どう?」

僕のその契約の条件を聞くと、三人は二言三言話し合い、OKを出してくれた。
どうやら信用はしてくれたらしい。









場所が変わって、ここは三人のアジト。
僕は今そこで三人に紹介されていた。

そう、アジトには三人以外も居たのだ。

さっきの三人も含めで外見なんかを簡単に説明すると。

リーダー格で黒髪痩せ型の少年がクロロ、さっきの少年のうちの一人。
金髪で割とがっしりした体型の少年がシャルナーク、この子もさっきの内の一人。
ピンク色の髪で強気な日本人っぽい女の子がマチ、またもやさっきの内の一人。

そしてアジトに居た残りの子達が次の通り。

将来美人さんになりそうな金髪の女の子がパクノダちゃん。
この中で一番小柄で無言なのがフェイタン。
眉が特徴的な体育会系の男の子がフィンクス。
大柄だけど優しそうな目をしているのがフランクリン。
この年齢で既にだいぶ大柄なウボォーギン。
マチと同じく日本人らしい黒髪のひょろい少年がノブナガ。

この最初の3人を含むこの9人でした。

「じゃあ僕も一応改めて自己紹介しようかな。
 今日からここで寝泊まりさせてもらう代わりに護衛を請け負った零崎浮世です。
 こんな見た目でも一応20代で、今のところ負けなしだと豪語できるくらいには強いと思います。
 世の中のこと良くわかってないので色々と物のついで的な感じで教えてくれたら嬉しいよ」









あとがき

旅団初期メンバーは以下俺の予想と妄想です。
旅団のシンボルは蜘蛛、そして蜘蛛の足は12本、ならば結成時から13人居たのでは…?
というのが俺の考えで。
そして今回の幼少期の外見は原作やアニメを見た上で俺が考えた、完全な妄想です。
ここはこうだろ!?
等の憤りは受け付けておりません。

何故ならこれは妄想だからです!!!

今回出てきた9人が浮世が出会える最低数旅団メンバーで、残りの4人はまぁその内出てきたことにして姿を見せるコトなく退場してもらいます。

何故なら原作でもアニメでも明かされていないからです!
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