夢の魔道書を携えて

□初めての精霊召喚!
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一通りの訓練を終えて、やってきたのは魔道ギルドの地下にある部屋。床に描かれているのは魔法陣だろうか、その中央には何かを置くであろう台がある。

「ここが精霊召喚の間、この台にクリスタルを置いて召喚術を行えるの。あ、1回の召喚につきクリスタルは5つ必要だから注意!」
「5つか結構、魔力を使いそう…」

でも、ある程度の数は精霊いた方がいいんだろうな〜。前回のようなこともあるし(雪だるまさん達、結構強かった)。

「とりあえず、見本で一回やってみせるから」

と、師匠は召喚台にクリスタルを5つセットして召喚術を行使した。すると、魔法陣の中央に宙に浮く石版が現れて部屋が青い光に包まれていく。

「水属性の精霊か…出ておいでっ!」

石版が割れて姿を現したのは、人魚のような姿をした精霊だった。

「こんにちは…ナオです」
「はじめまして、ナオ様。私はナーガといいます、よろしく」
「ナオのことよろしくね、ナーガ」
「はい、ウィズ様」
「次はナオの番だよ」
「あ、はい!よし…」

今、自分が持っているのは火属性はこの前仲間になってくれた見習いサンタさんのパッフィちゃんと師匠の妖精、マロマル。水属性はサーシャさんと今ここにいるナーガさん。たしか雷属性が少ないから、2人くらい欲しいな…。

「クリスタルの数からして…3回かな…」

上手く行くことを願って、1回目…クリスタルをセット!


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