夢の魔道書を携えて

□王都ウィトリナと天文学者
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「着いたー!」

此処が王都ウィトリナか〜。トルリッカも港町だから賑やかだったけど、王都はやっぱり都会!って感じだな。

王都の街並みを師匠と眺めながら向かうはウィトリナの魔道士ギルド。ここのマスターはどんな感じだろう?また獣人系か、はたまた最初の予想の感じか…





「やぁ、君がトルリッカからの有名魔道士くんだね」

振り返ると、いたのはスコープを持った若い青年さん。

「(有名…?)し、新米魔道士のナオです!」
「あぁ…そうだ、名前はナオちゃんか!うん。あ、僕はアレク。よろしく」
「は、はい!よろしくお願いします!」


キレイな顔立ちだな。肌白いし、緑色の瞳がキレイだし。小柄だからだろうか、中性的な感じに見えるなぁ…アレクさん。ギルドマスターさんは留守かな…?


「バロンから話は聞いてるよ、これからよろしくね。ナオちゃん」
「!?、は、はい!」


アレクさんがギルドマスターさんか!なんか意外だ…

ギルドの案内をアレクさんにしてもらった時にトキド先輩もウィトリナにいると聞いた。仕事がひと段落したら会いに行ってあげたら?とのこと。

…なんか、その話題のとき一段と楽しそうな感じなのはきっと僕の気のせいだ。多分。






(行くときには声かけてね〜♪)
(ついて来る気、満々?!)



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