ガールズラブ 4

□好きな人 番外編
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若、違います!

そう叫ぶ前に若がローターを抜いて後ろからソレを入れて来た

「ほんと、何で華なんかが良いんだろう…私 ムカつく」

そう言いながら、まるで怒りをぶつけるように腰を打ち付ける若

私はと言えば、違うと反論したいのに腕が床に擦れて痛いのと気持ち良いので言葉なんて出て来ない

これはお仕置き用のクッションなのね?
と辛うじてわかったくらい

後は喘ぐ事しか出来なかった

若はひたすら私を罵倒していた
でも裏を返せば、それだけ私を好きだって聞こえる



余程何かが気に入らなかったようで、若が私の中に出した後、私はその場に放置された

え?……これ、どうやって抜け出すのぉ?

ジタバタしてやっとゴロンと横に勢いを付けて体を何度も横に転がすようにしながら片手を抜いて、ようやく脱出出来た

その間に若はシッカリとシャワーを浴びてソファに座ってお酒を飲んでいた

「今日はもう帰って良いよ お疲れ様」

私を見もしないでテレビを点ける
別に私をどう扱おうと私には何の文句もない

ないけど、このまま「はい、お疲れ様でした」なんて言う彼女が居る?
居ないよね?

私は若の部下である前に彼女なんだからねっ

勝手に誤解して拗ねて突き放して
許せるのは拗ねてだけですよ?若
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