11/10の日記
14:38
砂のベッド
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酸素の抜けた心臓
歯列を抱きしめる水圧
色を一つだけ塗り固めた瞳
苦しかったのは
指をおって数えた十分だけ
その後は
脳は蕩けて
甘すぎるアイスクリームになった
十本の指は眠りについて
味のしないクッキーになった
砂のベッドで待ってたあなたは
わたしでは触れられない
真っ黒なわたしまで
とびきり やらしく 吸い込んだの
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